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2022.1.16

外壁・屋根塗装の足場代やクオリティは設置する足場屋によって違う?


神奈川県相模原市を拠点に仮設足場工事(足場組立・解体)・足場レンタルを行っているトライブです。

 日本全国、実にたくさんの足場屋がありますが、いざ依頼しようと思った時に「どこに頼めばいいの?」と迷ってしまいますよね。足場はその後の工事を支え、仕上がりを左右する重要な役割を果たすものです。職人の安全を守り、彼らが最高のパフォーマンスをする上で、足場のクオリティは切っても切れない問題ですね。今回のコラムでは、足場の工法や足場屋を選ぶ際の注意点などについてお話しようと思います。

 

仮設足場にはどんな種類があるの?

 仮設足場には大きく3種類の工法があります。トライブではこれらの全てに対応可能なので、建物の形態や作業内容に合わせて最適な提案をすることができます。

 

 単管足場…特殊工事や密接した住宅などで活躍

 単管足場は単管抱き足場とも呼ばれます。これは柱として建てた単管といわれるパイプと抱き合わせたパイプで作る足場のことです。元々は、この単管足場が主流でしたが、1980年代にくさび足場が開発され、安全面や組み立てやすさから現在ではくさび足場が主流となっています。ただ、狭い場所での足場だと単管足場じゃないと組めないという場面があります。トライブでは単管足場も積極的にお受けしております。

 

くさび足場…仮設足場施工の主流

 近年、足場の主流というとくさび足場になります。くさび足場のメリットはなんといってもその組み立てやすさにあります。個人宅などの低層・中層の建物であれば半日で組立が完了するほどです。短期間で組み立てられるためコストも安く収まります。デメリットがあるとするならば、31メートル以内の低層・中層の建物にしか使うことができません。高層ビルについては枠組み足場で組み立てることが多いです。

 

枠組足場…重量感があり安定の枠組み足場

 足場工事の中で最も古く基本的なものが枠組み足場になります。その売りは何と言っても強度の強さにあります。くさび足場は31メートルの建物までしか組めませんが、枠組み足場は45メートルまで組むことができます。建枠・ジャッキベース・交差筋違(ブレース)・脚注ジョイント(連結ピン)・アームロック・鋼製布板・階段枠・梁枠・壁つなぎ・手すり柱・手すり・手すり枠で構成されます。

 

外壁・屋根塗装で足場屋の力量はどこに出てくるの?

 仮設足場を初めて依頼する時、一体どこに頼んで良いのやら途方に暮れてしまいますよね。HPを読む限りでは、どの会社も良さそう…。これといって決め手がなく、結局は価格で選んでしまうという結果は往々にしてあるでしょう。しかし、一見大差なさそうな足場ですが、見るべきところを見ると、そのクオリティの差は歴然なんです!

 まず、対象の建築物の形状から最適な工法を選択することが大前提です。足場なら何でも良いわけではありません。「単管足場」「くさび足場」「枠組み足場」の3つの工法にはそれぞれに得意不得意があり、間違った選択をしてしまうと本来の性能を発揮できません。建物の大きさや構造、隣接する建物との距離や障害物、予算や工期など、諸々の条件を考慮に入れてから最適な工法を選びます。

 そして最適な設計が可能かどうか。こちらも足場屋によって力量の差が出るところです。足場を組むという行為はレンガを積むのとではわけが違います。部材ごとの大きさ、組み合わせ方、建物との距離などを踏まえて、最初に周到な設計計画を立てるのです。当然ですが、足場を組むにあたって図面は必要になってきます。足場を何のために組むのか。外壁塗装の為なのか、新築工事のためなのか。組み立てた足場を使って職人がどのような作業をするのか、さらにいうとどのように手足を動かすのかまでシミュレートして「安全で動きやすい」足場を計画していくわけですね。特に東京のような都心では隣接する建物、塀や電線など障害が多く、足場を組むにも一苦労。これらをクリアして最適は設計ができるかどうかは足場屋の力量にかかっています。

 最後に施工力。いよいよ実作業の話です。足場職人は一日二日で一人前になれるものでもありません。一通りの技術を覚えるには3年、一人前になるのに5年、そしてそこからさらに技術を極めていくとしたら終わりがありません。どんなに素晴らしい設計計画がそこにあっても、最終的に手を動かして組み立てていくのは足場職人なのです。これらをふまえると、足場屋を選ぶ際には会社としての実績が十分にあり、熟練の職人が多く在籍しているところが良いのではないでしょうか。足場職人は非常に体力のいる仕事ですが、それだけで良い施工ができるわけではありません。現場でのとっさの判断力や深い洞察などは経験によって導き出されます。足場屋の力量は、足場職人の力量でもあるのです。

 

狭小地の仮設足場で注意したいこと

 足場屋の大敵、狭小地についてお話します。都心“あるある”ですが、隣の建物との距離が数十センチしかない!敷地内に資材がおけない!そんなとき、足場屋は頭をフル回転させて解決方法を探します。

 狭小地の場合は、ほとんどの場合が「単管足場」で対応することになります。文字通り“管”を組んでいく工法なので、足場が板状ではないこともあり床面積を必要としません。安全性という意味においては他の工法に劣りますが、角度やサイズを自由に調整できるので狭小地などでは今もなお重宝されています。しかし、安全帯をしっかり装着して作業することで安全性は高められるので、狭小地では積極的に採用したい方法です。

 また、物理的な「気配り」も必要になってきます。足場で使用する部材は鉄製の管や板。万が一ぶつけてしまうと建物の外壁に傷が付きますし、落とすなんてもっての他です。周辺には気を配り最新の注意を払って組み立て作業をしなくていけません。運搬や組み立ての際には時間と手間を惜しまずに、十分に慎重になって作業を進めることが大事ですね。

 本当の意味での「気配り」も必要です。狭小地の建築工事は、周辺の建物の住人にとっても一大事です。足場を組む時に出る鉄筋同士がぶつかる音、足場を組んだ後の大工工事の音、足場解体の音、そして作業車や重機、職人の出入りなどバタバタとせわしないものです。生活している彼らにとっては、迷惑とまではいかなくてもできることなら早く終わらせてほしいというのが本音なはず。その辺を考慮して、近隣へのあいさつや工事概要の説明は徹底し、周辺住人が工事中も安心して過ごせるように配慮しましょう。

 

信頼できる足場屋とは?

 これまで足場の種類や組み立て時の注意点などを説明してきましたが、これらを全て満たしている足場屋とはどこか。つまり、信頼できる足場屋を探すということですね。足場屋にも個性があり、好みの問題もありますが、共通して以下の点を意識して選ぶと良いでしょう。

 

・足場の部材を保有しているところ

 足場の部材を自社で保有しているところを選ぶと良いでしょう。自社で保有していない足場屋は、部材をレンタルで調達するので二重に費用が発生してしまいます。必要な時に必要な部材をスピーディーに調達できるとは限らないので、費用だけではなく工期も余分にかかってしまうこともあります。自社で保有している場合にはそのようなことはないので、無駄なく作業を進めることができます。

 

・社歴が長く、豊富な実績があるところ

 足場屋としての施工実績は信頼に値します。会社として蓄積された経験が次世代へ引き継がれ、高い技術力を持つ集団となっていくのです。長く続いている会社には訳があります。社歴が長いということは、長年にわたってお客様から支持されているということ。社歴や実績で選ぶというのもひとつの方法と言えるでしょう。また、取引先の会社規模も信頼性を表しています。トライブでは大手ハウスメーカーとの継続的な取引が長年続いております。安全性と工期を重視する大手ハウスメーカーからの指名を受けるということは、それだけトライブが“信頼できる足場屋”ということの証明になります。

 

・チームワークが良いところ

 足場を組む作業ではチームワークが要求されます。部材ひとつをとっても、一人で運べるものばかりではありません。運ぶとき、組み立てるとき、解体するとき、全てチームとして作業をします。このような現場では、個々の技術力に加えチームワークが必要になってきます。

 会社のチームワークを見抜くことは難しいですが、見積もりや打ち合わせの時の社内の様子から会社の雰囲気を感じることはできるので、積極的に足を運んでみて下さい。

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 足場の良し悪しが、その後の工事に大きく影響することがわかりましたね。足場屋を選ぶときは、HPなどの情報を鵜呑みにしないで、実際に問い合わせをして実績を見せてもらうことをお勧めします。トライブには経験豊富な熟練の職人が多数在籍しているほか、全ての工法に対応できる部材を豊富に取り揃えております。足場のことでお困りの際は、お気軽にトライブまでご相談下さい。

 

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