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2018.10.20

波乱の仮設足場業界でなぜトライブは成長しているのか?


神奈川県相模原市で仮設足場工事とレンタルを手がけているトライブです。

仮設足場の仕事は、働き続ければ年収600万円も夢ではない高収入の仕事です。しかし、それは業界が好調で、会社の経営が順調にいけばの話です。働く側とすれば、自分の給料が順調に上がっていくのか探る意味で、仮設足場業界のこれからは気になるところでしょう。

今回は、トライブの社長・酒井に仮設足場業界はこれからどのように変化していくのかインタビューしました。

 

社員を大事にすることが成長の一手:人手不足でも伸び続けるためには?

――仮設足場業界はこれからどのように変化していきますか?

酒井 仮設足場業界では、これからクサビ式足場が中心になっていくという見方が一般的です。

単管足場に比べて、クサビ式足場のほうが安全性において優れており、工期も短くすることができます。

大きな現場でもクサビ式足場が使用されることが増えてきました。

クサビ式足場の急速な普及が、ここ十数年間の仮設足場業界の目立った変化だと感じています。

 

――仮設足場業界の景気は、着工数に影響されると思います。東京オリンピック後は、着工数が減ると思いますが、その状況をどのように見ていますか?

酒井 東京オリンピックが終わっても、仕事がすぐに減ってしまうことはないでしょう。東京オリンピックよりも仮設足場業界には大きな問題があると思っています。それは人手不足です。実際に、仮設足場職人が集まらないために閉めてしまう会社も現れています。

人手不足の問題さえ解決できれば、仮設足場業界は伸びしろが大きな業界です。確かに新築住宅の案件は減りました。しかし、住宅リフォームの案件は増えているところで、これからもっと増えていくでしょう。トライブは、中低層住宅の仮設足場に強味をもっています。こうした建物の多くが、これからどんどんリフォームの適正時期をむかえるようになります。トライブは人材を積極的に採用していくことで、着実に業績を伸ばしていくビジョンを描いています。

――人手不足の問題を解決するために、どのような施策が有効だと考えていますか?

酒井 精神論ではなく、具体的に社員を大事にすることが一番だと思っています。たとえばトライブでは、社員寮を提供しています。地方から都会に出たいけれども、初期費用を用意できないという人もいるので、とても喜ばれています。生活と仕事は表裏一体の関係です。会社は、「仕事だけ面倒を見る」というビジネスライクなスタンスではなく、「きちんと生活の面倒を見る」という情に厚い一面も必要なのではないでしょうか。

トライブがお客様から信頼を得られている理由は、チームワークにあると思っています。社長である私と社員の関係も、社員同士の関係も家族のようにお互いのことを思いやる関係です。だからこそ、仕事の場面でも求められていることを暗黙のうち察して動けて、安全かつ迅速な仮設足場工事ができているのだと思います。

このチームワークの強みをさらに伸ばしていくためにも、社員のためにできることは、どんどん取り入れています。だから、社員の話はよく聞くようにしています。これも、人材定着のための地道な施策だといえるかもしれません。

――率直に伺いたいのですが、トライブの業績はどのような状況でしょうか?

酒井 他の会社の内情はよくわからないので比較したお話はできませんが、トライブは順調に伸びている実感があります。トライブの経営スタイルは「小回りを利かせる」ということです。これがお客様のニーズに応えられる要因です。

緊急の対応、報連相といった業務のマメなコミュニケーションなどの小回りは、大所帯の会社では難しいようです。大所帯には大所帯の強みがありますが、「信頼感」を求めるお客様には、トライブの「小回り」が響いていると感じています。

お客様から信頼を得るためにはどうしたらいいのか?社長である私は、いつも考えています。経営としてとった施策としては、お客様からの連絡にはスムーズに応じられる体制をつくったことです。具体的には、トライブには現場に出ない内勤スタッフが4人います。お客様からすれば、言ったことが確実に伝わることは安心感、そして信頼感へとつながります。現場の職人にとっても、事務よりも現場仕事に徹することができるので、良い仕事ができる環境を整えられていると思っています

 

――業績を伸ばした先に、トライブはどのような姿を目指していますか?

酒井 業績が伸びたとしても、中低層住宅をメインに手がける方針は変わりません。おそらく、その先は、地盤固めの時期に入ると思います。成長の要因を、しっかりとやり続けること。成長してから、それまでの方針を変えずにいるのは、それはそれで大変なことなので、しっかり会社の舵取りをしていきたいと思っています。ひとつ、具体的に挙げるとするならば、「気遣いの感じられる仮設足場」ということは守りたいと思っています。常識に縛られたり、言われたことをやっておけばいいと怠けるのではなく、「仮設足場を使うひとの気持ちになる」ことは、トライブがどんな成長ステージにあったとしても大事にしたいことですね。

 

――トライブで働く職人にはどのような姿になってほしいと思っていますか?

酒井 繰り返しになりますが「気遣いのできる仮設足場職人」になってほしいと思っています。住んでいる施主さんのことを思いやったり、仮設足場を使う立場になる職人さんのことを考えたり。仮設足場は、想像力と優しさが必要な仕事だと、私は考えているからです。

確かに、高いところに登って、重たいものを扱うという豪快で男らしいイメージがあります。でも、気持ちには繊細さが必要です。それを忘れてしまうと、雑な仮設足場ができあがってしまいます。「こんなものでいいだろう」という甘えが生まれてしまうと思います。

「気遣い」ができるようになれば、社内にもいい雰囲気が生まれます。トライブの強みであるチームワークがさらに育まれるのではないでしょうか。小さなミスが大きなミスへと発展する前に、仲間の誰かがカバーをして食い止めるような、助け合いを大切にしていきたいと思います。

トライブは、「気遣い」ができるようになれば、「やりがい」も「収入」もついてくる仮設足場会社です。「気遣い」というのは、歳を重ねるにつれて成熟してくるものですよね。パワーで若者に勝てなくても、気遣いで働けばきちんと評価するのが弊社です。ある意味、一生働き続けられる変わった仮設足場会社かもしれません。

 

トライブは仮設足場職人を積極採用中!

トライブでは、仮設足場職人を積極採用中です。成長したい、長く働きたい、高収入を得たい……。モチベーションはひとそれぞれあってもいいと思います。当サイトでも、トライブはたくさんのメッセージを発していますが、直に会って話すことに勝るものはないと思っています。まずはお気軽に、トライブに問合せをしてみてください。皆様とお会いできることを楽しみにしています。