コラムコラム
  • column
  • コラムコラム

2017.5.9

足場の安全点検は4段階。多重チェックで事故防止


足場工事と足場レンタルをてがけるトライブです。

高いところに上る足場工事は危険なものだと、みなさんは漠然と思っていませんか?

確かに足場工事に危険はあります。

しかし適切な安全点検を行っていれば、危険を減らすことができます。

今回は足場工事において行っている安全点検を紹介します。

 

足場工事の安全点検には4段階があります。

第一段階は、メーカー時点の安全点検です。足場も人がつくるものである以上、どうしても不良品が発生します。日用品の不良品なら買いなおせばそれで済みますが、人の命がかかっている足場の場合、不良品の出荷は許されません。不測の事故を防ぐために、メーカーさんは不良品のチェックノウハウを研鑽しています。

 

第二段階は、使用後の安全点検です。現場で使用された足場は、工事各社の機材センターに集められます。相当な負荷がかかる足場は、日々劣化するので、使用後には厳しくチェックする必要があります。検査にひっかかった足場は、修理あるいは廃棄処分とされます。

 

第三段階は、設計時の安全点検です。数えきれないほど多くのパイプを組み合わせてつくる足場は、適切な設計をしていないと、いくら職人が注意しても倒壊する恐れがあります。そのため、設計時点で現場の状況を加味した安全点検を慎重に行っています。

 

第四段階は、現場での安全点検です。なんとなくチェックするのではなく、ノウハウのつまったチェックリストを用いて、チェックします。足場工事はシンプルですが、その分、丁寧さが問われます。そのためノウハウだけでなく、その足場工事会社なりの、安全意識定着の取り組みが重要になってきます。

 

足場工事に関わる人間は、生死に直結する仕事をしているということを受け止めて働いています。建設工事というと、肉体的に疲れるイメージが多いかもしれませんが、足場工事はむしろ精神的に疲れます。しかし、その分、精神が成長していくのも事実です。いくつになっても成長したい人は、足場工事が向いているのではないかと思います。もしご興味がありましたら、足場工事と足場レンタルのトライブにご相談ください。「ちょっと話を聞いてみたい」という程度でも歓迎します。