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2017.5.30

足場職人の仕事を伝えたい①高いところが好きなんですか?


相模原で足場工事と足場レンタルを手がけるトライブです。
五月晴れが続きましたね。
雨や風に悩まされることのない、まさに”足場日和”でした。

何もない建設予定地に、一番乗りで築きあげられた足場に上ると、風がとても心地よいですよ。

というようなことを言っていると、「足場職人って高いところが好きなんですか?」なんてよくたずねられます。
もちろん!とカッコよく胸を張りたいところですが、実はそうでもありません。

心のどこかで、高いところに対する怖さは感じています。
トライブの社長もバリバリの足場職人でしたが、「怖かったなあ」としみじみ語ります。

でも、人間というのは不思議なもので、徐々に慣れます。
また、足場というのは、例えば10階建ての足場だとしても、いきなり10階の足場に上るわけではありません。
徐々に、1階、2階と積み上げていくので、”慣らしていく”という感じです。
気づくとヒヨッコの足場職人も、びっくりするほど高いところに上っているものです。

足場工事で心を占めるのは、怖さよりも、充実感です。
なぜなら建設現場に関わる人の安心の源を築きあげることができるからです。

足場職人として一本立ちするころには、頼られている実感を得られます。
そして人に必要とされている自分を、もっと好きになります。

足場職人は、ザ・裏方。
建設工事が終われば、足場は跡形もなく片付けられる宿命です。
けれども人の心には、「頼れるアイツ」が残っていることでしょう。

足場職人は危険を好む人たちではありません。
むしろ危険を誰よりも恐れます。
そうであるがゆえに事故の起きない建設現場を創れるのではないでしょうか。

恐れながらも、人のために危険に立ち向かうのが足場職人です。
消防士や警察官と同じようなカッコよさがあると私たちは思っています。

カッコよく生きましょう。
足場工事と足場レンタルを手がけるトライブは、あなたを相模原で待っています。