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2023.8.2

いろいろある足場の世界、ステージ足場などについて


足場の世界には、足場の種類や用語がさまざまあります。
現場では足場職人の間で専門用語が飛び交うことも多いものです。使われる専門用語は少しずつ覚えたいものですね。

今回は、「ステージ足場」「昇降足場」といったいくつかの特殊な足場や足場に関する特殊な用語について紹介します。

「ステージ足場(棚足場)」

足場と言えば、一般的には上に組みあげていくタイプのものを思い浮かべるかと思いますが、「ステージ足場」はその名の通り広く平面的な広がりを持つ足場です。「棚足場」とも呼ばれるもので、広い作業床を枠組や単管、くさび式などの支柱で支えている足場です。
一般的な狭い足場とは異なり、このステージ足場は前後左右に広い空間を自由に歩ける仕様となっています。足場の設置は、前後に足場を配置し、その間に腕木を渡して棚板を敷き詰め、作業床を造る形で行われます。

特に、体育館や劇場などの天井が高く、面積が広い空間で天井、配管などの作業を行う際に活用されることが多いです。コンサート、学園祭などのイベント時に仮設のステージとしても利用されることもあります。

「昇降足場」

昇降足場は、作業者が足場内を安全に昇り降りするために設置される足場です。 労働安全衛生規則では、高さ(または深さ)が1.5メートルを超える場所での作業では、安全に昇降できる設備の設置が義務付けられています。昇降設備の設置は必須です。
昇降足場の設置により、最適な高さで安全な姿勢を取って工事を進めることができます。 昇降足場のメリットは、高所での組み立て・解体・資材運搬作業の大幅な削減などが挙げられます。ほかに、車輪などが付いて移動でき、作業床が手動で簡単に昇降する「昇降式移動足場」などもあります。

「ステップ階段」「ウィンチ」「陸屋根」とは

そのほかに3つの用語について紹介しましょう。

ステップ階段

足場材としての「ステップ階段」とは足場で上下に移動する階段のことを意味します。作業員が安全に足場を昇降するための素材は鋼鉄とアルミの2種類あります。
足場のステップ階段の設置に関しては、労働安全衛生規則(526条)にルールが定められ、高さ1.5mを超える場所での作業の場合、階段を設置しなければなりません。

最近は、階段の角度調節機能を持ち、角度を自在に変えられる部材もあります。

ウインチ

「ウインチ」とは、重い荷物を上下移動、横引き、引っ張るために動力を用いて安全に作業を行うことができる機械装置のことを指します。巻上機や巻上装置とも呼ばれ、ロープやチェーンを使って重量物の昇降や牽引などの作業に活用され、荷物をスムーズに運搬することができます。ウインチは、さまざまな場面で広く使用されています。
ウインチは電動式、回転式など、動力によって種類が分けられています。設置する際は十分な強度のある床面に取り付け、穴径に適したアンカーボルトで固定する必要があります。このときに設置の面が平坦であるかを確認しましょう。ウインチは正確に取り扱い、定期的なメンテナンスを行うことで、長く安全に利用することができます。

陸屋根

屋根の形状を表す「陸屋根」とは、屋根の形状のひとつで、傾斜の無い平面状の屋根のことです。「平屋根」とも言い、ビル、マンションなどの高層建築物にもよく見られます。
最近は屋上スペースを活用することができたり、建築面積を広くすることができたりするメリットがあるので、最近は一般住宅にも陸屋根が増えてきています。

まとめ

今回紹介した言葉でご存じの用語はあったでしょうか?

足場の世界は、いろいろと知っていくと興味深いことが多いものです。
用語がわからなくても、働きながら覚えられるので、気軽に挑戦してみてください。

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