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2022.8.4

足場職人達の熱中症対策!


重労働が多い足場職人にとって夏は暑さとの闘いです。
足場職人に興味があっても夏の暑さ対策について不安に思う方も多いのではないでしょうか。
暑い夏でも長時間、屋外での作業を行う足場職人は、人一倍、熱中症対策を徹底しなければなりません。

そこで今回は、熱中症の予防や対処法、夏でもプロとして屋外での作業を行う足場職人たちが行っている熱中症対策、
また相模原市で仮設足場施工を手掛けるトライブ(TRIBE)の熱中症対策についても解説します。

熱中症にはどんな症状がある?

 

そもそも熱中症とはどんな症状のことをいうのでしょうか?
熱中症は、気温や湿度が高い環境にて生じる健康障害で、体温調節が上手くできなくなり、
体内の熱を排出できなくなることで、さまざまな症状を引き起こします。

一言で熱中症といっても「熱失神」「熱疲労」「熱けいれん」「熱射病」と4つに分類されます。

具体的な症状は以下の通りです。

①熱失神:めまい・立ちくらみ・失神・呼吸や脈拍増加・唇のしびれ・倦怠感・吐き気・頭痛。体内の熱を放出するため血管を拡張することで血圧が下がり、脳の血液が不足することが原因。

②熱疲労:脱力感・倦怠感・口の渇き・頭痛・めまい・高体温・昏睡。大量の汗による脱水が原因で熱射病の前段階。

③熱けいれん:手足の筋肉の痙攣・手足のしびれ・足のつり・筋肉の硬直。大量の汗をかいたあとの塩分不足が原因。

④熱射病:40度以上の高体温・発汗停止・皮膚の乾燥・頻脈・血圧上昇。全身の臓器に障害が起き、死に至ることもあるがあるほど危険な状態。

 

熱中症対策の基本

 

一般的な対策は「規則正しい生活を送ること」「水分・塩分補給すること」です。
一日三食栄養のある食事と充分な睡眠時間を確保することで、免疫力を高め丈夫な身体をつくりましょう。
基本的なことですが、熱中症対策にも大きな影響を与えます。

気温や湿度が高いときに作業する場合は、こまめに水分や塩分を摂ることも忘れてはいけません。
のどが渇いてからの水分補給では遅いため、30分おきや1時間おきなど時間を決めておくといいでしょう。

また、気温が高い時間の外出を控える、暑い日は我慢せずエアコンを利用することも大切です。

最近では、冷却機能のある服や冷感タオルなどの暑さ対策グッズも多いので、積極的に利用するといいでしょう。

 

トライブの熱中症対策とは?

トライブでは、個人で前項の対策をするのはもちろんのこと、会社全体でも以下の熱中症対策を実施しています。

・親方による体調確認

・空調服の支給

・塩飴、経口補水液などの支給

親方は、毎朝、現場スタッフの体温確認などの体調管理を徹底しています。
万が一、体調が優れないスタッフがいる場合、全体で共有し他のスタッフがカバーします。

また作業中もこまめに水分や塩分を摂取できるよう、塩飴や経口補水液(OS‐1)を車に常備し支給しています。
トライブではこのような熱中症対策を、「送り出し教育」の一環として実施しています。

猛暑の季節でも作業を進められるよう、スタッフ同士が協力しながら熱中症対策に取り組んでいます。

 

「熱中症かも…?」と思ったときの対処法

 

対策していても体調によっては、熱中症になってしまうこともあるでしょう。
もし熱中症らしい症状が出たときは、どう対処すればいいのでしょうか。ここでは一般的な対処法について解説します。

基本的に熱中症の症状があるときは「身体の熱を逃がすこと」「水分と塩分を補給すること」を考えましょう。
屋外にいるときは室内に入る、室内にいるときはエアコンなどで室温を下げるなどし、涼しい環境に避難してください。

その際、脱衣し冷却すると症状はより収まりやすいです。

水分と塩分も補給も欠かせません。大量に汗をかくと水分・塩分不足が原因でさまざまな体調不良を引き起こします。

ただし「意識がはっきりしていない」「水分や塩分が摂れない」「対処法を試しても改善されない」場合は、
早急に医療機関に行ってください。熱中症は甘く考えないことが大切です。

最初はちょっとした倦怠感や疲労感などの体調変化だったとしても、そのまま放置することで、
高体温や頻脈などの症状がある熱射病となり危険にさらされてしまうこともあります。

周りで症状が出ている方がいたら、本人が大丈夫といっても過信せず、休憩を促したり病院へ行くことを勧めたりして、
悪化を防ぎましょう。

 

まとめ

 

熱中症の症状は倦怠感などの軽いものから始まることも多くあります。
勤務中であれば、集中して作業していることで自覚症状がなかったり、できるだけ作業を続けようとしてしまったりすることもあるかもしれません。

トライブでは、職人同士でしっかり声を掛け合い、一人一人の体調の変化に全員で気付けるように心がけています。
とくに足場職人の新人は、慣れない暑さでの作業で体調が気になるかもしれませんが、
先輩スタッフや親方のサポートがあるので、安心して働けるでしょう。

現在、トライブでは一緒に働く仲間を募集中なので、足場職人に興味がある方はお気軽にお問い合わせください。