コラムコラム

2022.10.26

足場職人の台風時の対策について

<目次>

神奈川県相模原市を拠点に仮設足場工事（組立・解体・リース）を行っているTRIBE（トライブ）です。

台風の時期になると、足場の倒壊のニュースを目にすることがあると思います。
実は足場職人にとって、敵の1つは台風です。
特に日本では、7月から10月の間に台風が多く発生するため、台風対策は足場職人にとっては欠かせません。

今回は台風のときに行うべき、足場職人の対策を解説します。

もし工事中に台風に見舞われると、工事は一時ストップしなければなりません。
予定していた工期から変更になる可能性があるため、工程の組み直しをすべきか判断する必要が出てくることもあります。

また、足場が今どのような状態かをチェックし、台風の対策を行う必要があります。
足場に「メッシュシート」を広げたままの状態だと、台風であおられて足場が倒壊する可能性があり危険です。

さらに台風の規模や被害内容によっては、現場での緊急対応が必要な場面もあるため、
事前に天気予報をチェックして対策を練り、住人の方や近隣に迷惑をかけないように元請会社と連携して管理することが求められます。

足場職人にとって、台風対策は避けては通れない課題です。
では実際にどのような対策をとるべきなのでしょうか。
トライブが行う対策についても紹介します。

足場の倒壊を防ぐためには「壁つなぎ材」で、足場と建物をしっかりと固定することが重要です。

壁つなぎ材とは、建物の倒壊や揺れ、変形などを防止する目的で、建物に足場をつないで止めることです。
壁つなぎ材は、RC構造や木造など建物の構造に合わせて使用します。

トライブでは、倒壊を防ぐために事前に打ち合わせをしっかり行い、リスクを予測して対応します。

建設現場の建物の構造に合わせて適材適所の壁つなぎ材を利用することによって建物と足場をよりしっかりと固定し、
台風時の足場倒壊を防いでいます。

また、台風が発生したときは台風情報を常に確認し、台風が来る際には事前に元請け会社にアナウンスをします。
台風の規模や予想される状況からどのように動くべきかを確認し、必要に応じて元請会社と連携をして対策に当たります。

そもそも、台風によってもし足場が倒壊するとしたら、その理由は何でしょうか？

足場の倒壊理由は、大きく分けて2つ考えられます。

1つ目は、足場の強度が不十分、または建物と足場の補強が不十分であることです。

足場はそれ自体が地面に固定されているわけではないので、強度を上げるために
パイプで補強するなど適切な控えを取ったり、筋交いを適切に施工することが必要です。

また、足場と建物を固定する「壁つなぎ材」の補強が不十分であることも考えられます。

台風が近づいたら、足場の倒壊を防ぐための壁つなぎ材の確認、必要に応じた対応を行いましょう。
特に上端や左右の端部に設けた壁つなぎに対し十分な補強を行うことが必要です。

2つ目は、強風対策をほぼ行っていない、つまりメッシュシートの養生をしていないことです。

台風の強風でメッシュシートがあおられると、メッシュシートごと足場が揺れて倒れたり、建物を傷つけたりする危険があります。
台風が来る前にメッシュシートを全て畳んで、足場のパイプに縛るなどの養生を行い、強風に備えることが必要です。

台風が去って一安心したいところですが、足場職人にはまだ対応すべきことが残っています。
台風の規模によっては強風で足場の柱が曲がってしまったり、部材が一部破損してしまったりすることがあります。

その場合、足場を元の状態に戻し、安全に工事が行える状態に復旧しなければなりません。
台風が通過した後は、その後の円滑な現場施工のためにも、足場の状態を元請け会社へ状況確認をしましょう。

この台風通過後の点検は、現場の安全や、工程通りに施工を進めるのには欠かせないものです。
台風後に足場が無事かどうかを確認するまでが足場職人の任務といえるでしょう。

トライブでは台風通過後も、元請け会社と連携をとっているため対策は万全です。

台風は、足場職人にとって天敵であることは間違いありません。
特に強風を伴う台風のときはより注意が必要でしょう。
まずは台風の動きを把握し、元請け会社と対策を確認しましょう。

そして、建物の構造に適した壁つなぎ材での対策や、メッシュシートの養生を行い、
台風によるリスクを減らしましょう。
日本では避けることができない台風も、事前準備を怠らなければ恐れるに足りません。

さらにトライブでは、数多くの施工実績から台風時の足場の対策のノウハウがあります。

未経験で足場職人をスタートする場合は、先輩のアドバイスを受けながら、
台風のような緊急時の対策を覚えていきましょう。

現在トライブでは一緒に働く仲間を募集しています。足場職人に興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

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