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2023.4.27

現場で使う足場部材を紹介!


こんにちは、神奈川県相模原市で仮設足場の施工とレンタルを手がけるトライブです。
今回は、足場作業をする際に、必要な足場部材についてのご紹介をいたします。

新人の職人さんたちは、部材の名前を覚えるところから始まります。
足場を組む工法にもそれぞれあり、足場は様々な部材を繋ぎ合わせて組み立てられています。 

そこで実際に現場で使用される足場部材の中でも主な部材についてご紹介いたします。

主流の足場工法について

建築現場などで見かける足場。足場を見ると「工事があるんだな」「高いところで作業するんだな」とは思っても、
その立て方の種類などは考えたことありますか?

何気なく見ている足場ですが、実はいくつかの種類があります。

仮設足場には「くさび式足場」「単管足場」「枠組み足場」という主に3つの種類があります。
建築を安全に進めるためには必要不可欠な足場。その主流である仮設足場の3つの種類について説明します。

種類1:くさび式足場

よく見る種類がくさび式足場で、一定の間隔ごとに緊結部がある鋼管を支柱にした足場です。
支柱に手摺や筋交いをくさびで緊結して足場を組んでいきます。
緊結とは「きんけつ」と読み、しっかり結びつけるという意味の言葉です。
つまり、支柱に一定間隔ごとに、くさびで手摺や支柱をしっかり固定することで組み立てる足場です。

主に中低層の工事に使用されることが多く、ビケ足場、くさび緊結式足場とよばれることもあります。

最大の特徴は、ハンマー1本あれば組み立てられるところです。
組み立てや解体が他の足場よりも簡単にできるのはメリットといえるでしょう。
また、狭小地にも組むことができ、組むスピードも他よりも早く、安全性が高いのも魅力の一つです。

種類2:単管足場

鋼管の単管パイプをクランプなどと組み合わせることで組む足場を単管足場といいます。
足場としては歴史が古く昔から使われてきました。

材料や構造はシンプルですが、強度が出にくいので低層の工事の際に使われることが多いです。

メリットは作りがシンプルなので狭い場所などでも足場を組めること。
さらに、材料の入手が簡単で、足場を組む際の自由度が高いため、組みやすい足場です。

種類3:枠組み足場

枠組み足場とは、ジャッキベースの上に、門型に溶接された鋼管に筋交を組んでいく足場。
ビティ足場と呼ばれることがあるのは、ビティスキャホード社から輸入していたことによるものです。

部材の強度が高く、安全性が高いため、主に高層の建築工事に使われます。
さらに組立時の騒音が少ないこともメリットといえるでしょう。

それぞれの工法で使用する部材について

足場を組むには、工法によってさまざまな部材を使うので、まず部材の名称を覚えなければならないでしょう。
3つの足場で使用する主な部材について写真付きで確認しましょう。

くさび式足場

ジャッキ


ジャッキとは、足場の一番下で使用し、高さの調節をする部材です。
ジャッキベースといわれる敷板をしいて使用します。

支柱
支柱とは、コマと呼ばれる緊結部が一定間隔ごとについた鋼管のことです。

手摺
手摺とは、左右にくさびのついた鋼管で、コマにくさびをさして使います。

踏板


踏板とは、職人の足場となる大事な床材のことで、管にフックで取り付けます。
通常の場合メッシュ仕様になっています。

ブラケット
ブラケットとは、持ち送りで踏み板を固定する部材です。

くさび式足場の揺れを防ぐ3つの部材

・火打ち→揺れを防ぎ、屋根上の四隅に付ける部材で、足場の揺れを防ぎます。
・筋交い→横揺れを防ぎます。
・壁つなぎ材→足場と建物を固定して揺れを防ぎます。

単管足場

単管パイプ


単管パイプとは、外径48.6mmの鋼管パイプのことです。
ホームセンターなどでも簡単に入手が可能です。

固定ベース
固定ベースとは、地上に設置することでパイプを固定するもので、非常に重要な基礎です。
単管足場ベースと呼ばれることもあります。

クランプ
クランプとは、単管パイプなどの部材をつなぐ金具のことです。
単管パイプを緊結する際に使用し、パイプをつかむ固定部とそれを締めるためのナットがついています。

足場板
足場板とは、現場で作業するための作業床です。
作業員の体重を支えるため強度が求められます。
道板はスチールやアルミの素材が使われてます。

枠組み足場

建枠
建枠とは、鋼管を溶接し門型にした部材で、ジャッキにさして使用します。

ジャッキ


ジャッキとは、足場の基礎になる部材で、地上において足場を固定します。

筋交い
筋交いとは「すじかい」と読み、足場ではブレスとも呼ばれます。
建枠と建枠の間に斜めに組むことで足場の強度を高めます。

アームロック
アームロックとは、弓型をした金具で、建枠のジョイント部分が抜けるのを防ぐ役割があります。

布板
布板とはアンチとも呼ばれ、足場の作業用通路に敷かれる部材です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

足場というのは、それぞれの工法によって使用する部材は異なり、建物によって工法も異なります。
トライブで主流となる工法はくさび式足場です。

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